2010年10月6日水曜日
CEATEC2010関連(2)
「DNAが水溶液中では負に帯電する特性を利用し、電極に対して交互に正と負の電位をかけることで、DNAを電極に引き寄せたり、離したりする。さらに、DNAの先端に目印としてつけた色素の蛍光が、電極から離れていると明るく、電極に近づくと暗くなる性質を利用することで、DNAの動作を可視化する。」そうです。
ロックイン検出するのかな?
・東芝がメガネなしの方式による56インチサイズの製品をデモ
「グラスレス3Dレグザ(REGZA)GL1シリーズ」を12月下旬から発売するそうです。
・ロームがフォトニック結晶レーザ半導体を出展,電流駆動で走査可能に
機械的な可動部無しでレーザーが走査できるようになれば、いろいろ応用が期待できそうです。
・「指輪型パルスメータ」,村田製作所が展示
光電脈波センサが気になります。どういう仕組みでしょうか?
・酸化物で熱電変換素子,富士通研が「体温発電」向けに開発
・村田製作所がセラミックス系の熱電変換素子を出展
熱電変換素子の開発も盛んになってきている印象があります。我々も急がねば!
MN
2010年10月2日土曜日
CEATEC2010関連(1)
TDKがフレキシブル有機ELパネルとシースルー有機ELパネルを展示するそうです。
画素数が少ないのでテレビ用ではありませんが、これを使った面白いアプリケーションが出てくるといいですね。
・有機ELで100型超が可能,三菱電機が384mm角の標準モジュールを発売
三菱電機が得意とする大型ディスプレイ「オーロラビジョン」シリーズの有機EL版を発売するそうです。
小さい有機ELモジュールを沢山並べて必要なサイズのものを組み立てるそうで、これまで大型ディスプレイを設置することが難しかった場所でも中で組み立てられる、ある程度の曲面にも対応できるという利点があるそうです。
・「ペンや手袋でも操作可能」,絶縁体で入力できる投影型静電容量方式のタッチ・パネルを日立ディスプレイズが開発
スマートフォンやiPhoneなどでおなじみのタッチパネルですが、感圧式でも静電式でも、手袋をした手では操作が難しかった(オートバイでナビを使うときに苦労しました)のですが、それができるそうです。なぜかはよく分からないので、ぜひ会場で聞いてきて下さい。
MN
2010年9月30日木曜日
CEATEC2010
学生の皆さんは、先輩達の話を聞き、業界動向を知るために、是非見に行って下さい。
会期は10 月5 日(火)~ 9 日(土)ですが、5日(火)は特別招待日、9日(土)は無料公開日ですから、6日(水)~ 8日(金)(午前10時~午後5時)がお勧めです。
ここから事前登録すれば、参加無料です。
今後、時間の余裕があれば、見所を紹介します。
MN
2010年9月21日火曜日
たまには、かのエジソン師を思い出して下さい
ここで、誰もが(特に電気電子系に進学した人なら)伝記を読んだであろうトーマス・エジソン師匠の数々の明言の中から、私が気に入っているものを載っけておきます。
皆さんの頭の中で勝手に出来上がっている「エジソンの言葉」とは、ちょっと印象が違うかも知れませんよ。
なぜ成功しない人がいるかというと、それは考える努力をしないからだ。
最初のひらめきが良くなければ、いくら努力してもダメだ。
ただ努力だけという人はエネルギーを無駄にしているにすぎない。
どんな機械でも同じだが、具合が悪くなったときに、無理やり油を注いでも効果はない。
悪くなった油を全部出してしまうのが先だ。
決して時計を見るな。これは若い人に覚えてもらいたいことだ。
完璧だと思っても、もう一押しすれば、おまけが手に入る。
私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。
自分は毎日18時間働くことにしている。
人間離れした天才だって?
人間離れなどしていない。私はあきらめないことの天才なのだ。
MN
10秋の応物学会
毎回恒例、当研究室関連の応物学会講演リストをまとめます。
※予稿集ページ数を書き加えました。
-------
工藤一浩:
"有機トランジスタの開発現状と応用への期待",
第47回 応用物理学会シンポジウム(長崎), p.64 (2010.9.14) 14p-ZF-8.
増田将太郎、岡本樹宜、酒井正俊、工藤一浩、中村雅一:
"大IP有機半導体材料に対する化学的キャリアドーピンク",
第71回応用物理学会学術講演会(長崎), p.12-339 (2010.9.15) 15a-H-3.
松原亮介、野村俊夫、酒井正俊、工藤一浩、真島豊、中村雅一:
“ゲート絶縁膜表面処理によるペンタセンTFTの移動度向上の起源”,
第71回応用物理学会学術講演会(長崎), p.12-346 (2010.9.15) 15a-H-10.
菊地幸大、浦 方華、山内 博、家地 洋之、飯塚 正明、酒井 正俊、中村 雅一、工藤 一浩:
"積層型構造を用いた有機デバイスの集積化",
第71回応用物理学会学術講演会(長崎), p.12-360 (2010.9.15) 15p-H-13.
長尾俊希、酒井正俊、工藤一浩、中村雅一
"グラフォエピタキシーによるDNTT薄膜の面内配向制御"
第71回応用物理学会学術講演会(長崎), p.12-007 (2010.9.15) 15a-A-8.
酒井正俊、石黒雅人、井上敦夫、菊池亮介、長尾高成、森田修介、山内博、中村
雅一、工藤一浩:
"溶融法を用いた薄板状有機結晶の作製と配向成長",
第71回応用物理学会学術講演会(長崎), p.12-009 (2010.9.15) 15a-A-10.
中村雅一:
(スクール)"有機薄膜の構造とデバイス特性 -トランジスタ応用を中心とし
て-",
第47回 応用物理学会スクール(長崎) (2010.9.15) No. 6.
工藤一浩:
"分子技術に基づく有機トランジスタ",
第47回 応用物理学会シンポジウム(長崎) (2010.9.16) No.8.
藤井孝博、国吉繁一、酒井正俊、工藤一浩、中村雅一:
"in-situ電界効果熱刺激電流法を用いたペンタセンTFTにおける界面準位密度分
布評価(2)",
第71回応用物理学会学術講演会(長崎), p.12-379 (2010.9.16) 16a-H-13.
2010年8月31日火曜日
薄膜材料デバイス研究会 第7回研究集会のご案内
わたり奈良にて開催されます。論文投稿締切が迫って参りましたので、本メール
にて案内させて頂きます。
皆様すでにご存じのとおり、本研究会は、シリコンTFT関連技術をコアとして、
酸化物半導体から有機半導体までを含む、薄膜半導体デバイス関連のテーマを一
望できる貴重な研究会であり、毎年1回、200名近い参加者を集めて研究集会を
開催致しております。
今年の研究集会の詳細については、下記概要ならびに、
http://www.tfmd.jp/
をご覧ください。
みなさまの積極的なご参加を組織委員一同お待ちしております。また、近くにご
興味のある方がおりましたら、本メールを転送して声をおかけいただけましたら
幸いです。
なお、論文投稿締め切りは
アブストラクトの投稿は、ウェブシステムを通じて行います。
研究会ホームページ左側の「アブストラクト投稿」メニューからお入
り下さい。リンク先のページから、アカウント登録->ログオン->テンプレートダ
ウンロード->作製したアブストラクトファイルを講演情報とともにアップロー
ド、という流れになります。
あらかじめアブストラクトフォーマットの概要をご覧になりたい方は、こちら
http://www.tfmd.jp/2010/abstract-j.doc
をダウンロードして下さい。
皆様のご投稿をお待ちしております。
薄膜材料デバイス研究会 組織委員会
第7回実行委員長 木村睦
2010年7月19日月曜日
「LED電球」など使用インプレッション
省エネや水銀ゼロなどをうたい文句に、新しい照明デバイスへの期待が高まっています。
どんな照明がどんな使い勝手なのか気になるので、いろいろな「新しい照明」を試していきたいと思っています。特に、最近急に脚光を浴びてきたLED電球は、プライベートで各社の製品を試し始めました。ここに、随時使ってみた感想を書いていきます。
・パナソニック EVERLEDS LDA7L-A1
光色 電球色相当
口金 E26
定格消費電力 6.9W
全光束 450 lm
色温度 2800k
質量 100g
定格寿命 40,000時間
放射パターンが下半分にかなり偏っているので、多くのLED電球と同じようにダウンライト的な使い方にしか向かないかもしれません。ただ、その配光のおかげで、真下は40W白熱電球と60W白熱電球の間くらいの明るさです。
簡易ガウスメーターで計測すると、電球型蛍光灯と同じかやや弱い程度の漏れ磁界があります。やはり、インバーター内蔵方式は環境電磁ノイズが増えますね。
・オーム電機 ACLEDS LB-LED-D8L
光色 電球色相当
口金 E26
定格消費電力 8W
全光束 440 lm
色温度 ?
質量 104g
定格寿命 40,000時間
韓国製で、最近ホームセンターなどで安売りしています。現世代のLED電球の中ではかなり放射パターンが広いので、横向きや上向きの照明器具でも使えます。そのぶん、前方の照度は低めで、60W白熱電球の代わりに使うとかなり暗く感じると思います。「電球色」と書いてありますが、日本の蛍光灯の基準だと「昼白色」に近く、色温度が高めです。
この製品の特徴は、ACで直接駆動するための回路的工夫をもつ「AC-LED」(韓国製なのでSeoul Semiconductor製でしょうか?)を使っているので、インバーター回路が無いことです。使用温度範囲が広い、小型化が容易という特徴の他、電磁ノイズも小さいようです。ただし、極めて明確にちらつきます。非インバーター蛍光灯の比ではないくらいちらつきが目立つので、この照明を使って卓球をやると消える魔球になりそうです。燐光材料で白を出せばもう少しちらつきは抑えられるのでしょうけど。
このちらつきで常時使用はきついですが、インバーター回路がないおかげで氷点下でも使えるらしいので、屋外灯にはいいかもしれません。
・Lumiotec (有機EL照明デザインサンプル)
発光部寸法: 125mm(L)×125mm(W)
重量: 195g
光源色: 白色相当
最大輝度: 4,000cd/m2(調光ボリューム最大(100%)時)
輝度半減時間: 約30,000時間(初期輝度1,000cd/m2時の推定時間)
今度お借りする予定ですので、近いうちに使ってみたいと思います。
・その他
オートバイのメーター照明、ポジションランプ、テール/ブレーキランプをLED化しています。これらは5年以上使っていますがまだ一つも寿命が来ていません。メーター照明およびポジションランプは部品から自作したのですが、LEDの最大使用電流に余裕を持たせた値の定電流ダイオードを入れているので、過負荷がかからないというのも理由かもしれません。ただし問題はひとつあって、一般に入手容易な高輝度白色LEDは青LEDと黄色蛍光体による疑似白色なので演色性が悪いのです。透過型メーターパネルの裏側に入れたところ、そのままでは赤色の文字や指針などが暗くなってしまいました。おかげで、高輝度白色LEDと高輝度赤色LEDをあちこにに複数配置しなければなりませんでした。高演色性の白色LEDがもっと安くなれば良いのですけど。
自家用車の車内照明もオールLED化していました。しかし、カー用品店で売っている安い高輝度白色LED電球は次々と死んでいき、今では高輝度が必要な部分はほぼ全て電球に戻りました。結局従来の電球より寿命が短かったのが残念。低価格LED部品そのものの品質も問題なのでしょうけど、従来の小型電球のサイズに合わせて製品を作るために放熱が厳しいことと、低電流回路を使わず抵抗だけで電流を決めているものも多いので、過電流が流れやすいという問題もあるのかもしれません。こんなのがLEDの実力だと思われると、イメージ的に良くないですね。
MN
2010年6月24日木曜日
パリ訪問
この会議も5回目なのですが、今回群を抜いて参加人数が多かったそうです。かなりトピックを絞って、しかもヨーロッパ中心の会議なのですが、二百数十名の参加となったそうです。やはり、パリの威力か?
ちなみに、日本からは12名参加したそうです。
22日にはチュートリアルがあって、松原君と星君はそちらから参加していた「はず」ですが、中村は会議本番の23日朝から参加しました。
Stanford大のBao先生他の招待講演につづくオーラルセッションでいきなり発表だったのですが、今回準備不足なわりには壇上ではなんとか口が回りました。
どうも、ドイツ〜フランスと来ているので、ネイティブな英語を耳にしていないためか、頭が英語に切り替わり損ねているのですが、まあ、なんとか間に合ったようです。だいたい、英語漬けになってからフル活動するまでに3日はかかりますから。
午後は、ポスターセッション1で、藤井君の修論の内容を中村が発表。
23日には、午前と午後のオーラルセッションと、その間にポスターセッションがありました。
こちらは、松原君の発表の様子。
たまたま日本人の知り合いが集まっているときの写真しか撮れませんでした。申し訳ない。
こちらは、星君の発表の様子。
ツボを押さえた単語と度胸で、なんとか説明をこなしていました。
この夜は、セーヌ川に浮かぶ船のレストランでバンケットがありました。
右の写真は、その会場に向かう途中で撮ったセーヌ川ですが、このときの時刻は午後8時。
最も日没が遅い時期でもあるので、ベルリンでもパリでも、だいたい午後10時過ぎまで明るいのです。おかげで、平日夜でも、街が「酔っぱらっていない人」でいっぱいです。
日本でも、サマータイムが検討されていますが、それプラス標準時を恒常的に1時間進めてほしいところです。少しは日本の雰囲気も変わるでしょう。
実は、このバンケットの最中に、サッカーワールドカップの日本対デンマーク戦が行われていました。なんと、会場では、それをテレビとプロジェクターで映していましたので、特に日本勢(プラス他国からの援軍何名か)はそれに釘付けで応援。
その甲斐あって、予想以上に日本が快勝!
いろんな国の人からCongratulations!といわれました。
それにしても、ワールドカップのときは、いろいろな国の人とサッカーの話で盛り上がれるのが良いですね。
24日は午前中にオーラルセッション、午後には、Cambridge大のSirringhaus先生の招待講演で締めくくりとなりました。
今回、久々にヨーロッパメインの会議に出席したので、これまであまり話をする機会がなかった方々と知り合うことができました。Institute for the Study of Nanostructured Materials (CNR、イタリア)のDr. Biscarini、共同研究を始めてはいるものの面と向かって話をするのは初めてだったIFN(ここもCNR)のDr. Toccoli、Institut de Microélectronique Electromagnétisme et Photonique (フランス)のDr. Chroboczekなど、沢山お友達が増えたのが大きな収穫です。
前述のBao先生ともあちこちで会うたびにお話するのですが、なぜだか研究以外の話ばっかり...
MN
2010年6月23日水曜日
ベルリン訪問
Humboldt-Universitätでは、6/21にセミナー講演を行った他、Prof. KochグループおよびProf. Rabeグループのメンバーとのディスカッション等を行いましたが、この間ばたばたしていて写真はなし。
両先生以外にも、いろいろお相手をして頂いたList先生、Kowarik先生、Heimel博士にも感謝しております。
翌日、ベルリンを発つまでにしばらく時間があったので、市内を少し観光。
写真は、ベルリンに留学していた森鴎外の記念館です。当時住んでいたアパートの一室を改装して、ゆかりの品や写真、作品などが展示されています。
今回初めて知ったのですが、森鴎外が留学していたのもHumboldt-Universitätだったのです。しかも、千葉大学との間で今年5月から大学間交流協定を結んだのですが、そのときこちらに公式訪問したメンバーの一人、医学部の森千里先生が、まさに森鴎外のご曾孫だそうで....
記念館にも寄られたようで、学長などとともに記念の記名がありました。
(ちなみに、鴎外先生のほうが師事した一人こそ、かの有名なKoch先生。)
MN
2010年6月10日木曜日
Asian University Rankings
今回は、ちょっと毛色が変わったところで、QS TOPUNIVERSITIESというサイトで最近発表されていたAsian University Rankingsというのを、特にいくつかの評価項目ごとに見てみましょう。
このQSというのはロンドンに本拠地を置いているビジネススクールや高等教育関連の情報提供サービス企業のようです。日本で言えば...あまり相当する会社はないかもしれませんが、リクルートの一部みたいなもの?
Academic peer review
1 The University of Tokyo Japan
2 National University of Singapore (NUS) Singapore
3 Peking University China
4 Kyoto University Japan
5 Seoul National University Korea, South
6 Tsinghua University China
7 University of Hong Kong Hong Kong
8 National Taiwan University (NTU) Taiwan
9 Osaka University Japan
10 The Chinese University of Hong Kong Hong Kong
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
15 Waseda University Japan
16 Tokyo Institute of Technology Japan
26 Tohoku University Japan
29 Keio University Japan
36 Nagoya University Japan
38 University of Tsukuba Japan
40 Kobe University Japan
45 Kyushu University Japan
50 Hokkaido University Japan
57 Hiroshima University Japan
63 Ritsumeikan University Japan
67 Tokai University Japan
68 Chiba University Japan
大学関係者からの評価です。
Recruiter review
1 The University of Tokyo Japan
2 National University of Singapore (NUS) Singapore
3 Kyoto University Japan
4 Peking University China
5 Waseda University Japan
6 University of Hong Kong Hong Kong
7 Keio University Japan
8 The Hong Kong University of Science and Technology Hong Kong
9 Fudan University China
10 Nanyang Technological University (NTU) Singapore
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
16 Hitotsubashi University Japan
19 Tokyo Institute of Technology Japan
20 Nagoya University Japan
24 Osaka University Japan
31 Kyushu University Japan
33 Hokkaido University Japan
34 Kobe University Japan
38 Tohoku University Japan
50 Doshisha University Japan
54 Yokohama National University Japan
55 Ritsumeikan University Japan
56 University of Tsukuba Japan
66 Showa University Japan
72 Chiba University Japan
雇用に関する評価です。
Student to faculty ratio
1 Showa University Japan
2 Tokyo Medical and Dental University Japan
3 Beijing Foreign Studies University China
4 Yokohama City University Japan
5 University of Hyderabad India
6 Chiba University Japan ここ!
7 Jawaharlal Nehru University India
8 National Yang Ming University
9 Donghua University China
10 The University of Tokyo Japan
学生/教員比なのですが、こんなに上位??
Citations per paper
1 Tokyo Medical and Dental University Japan
2 University of Hong Kong Hong Kong
3 The University of Tokyo Japan
4 Kyoto University Japan
5 Osaka University Japan
6 National University of Singapore (NUS) Singapore
7 Kyoto Women's University Japan
8 University of Santo Tomas Philippines
9 Gakushuin University Japan
10 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences Japan
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
11 Nagoya University Japan
12 Japan Women's University Japan
13 Yokohama City University Japan
19 Rikkyo University Japan
20 Kanazawa University Japan
22 Chiba University Japan
論文あたりの被引用数です。研究者としては、これが良いと嬉しいですね。
なお、総合順位は、これらのほかに外国人教員の比率とか留学生の出入りとか、学生による評価などを含んでいます。
海外の学生から見て魅力的な大学かどうかが問われているんですが、こういうランキングでは日本の大学は低評価になります。日本語という「非関税障壁」がありますから....
ちなみに、総合評価では千葉大は33位でした。
MN
2010年5月31日月曜日
ローラブル有機ELディスプレイ
もちろん、トランジスタも有機半導体を使っています。
まだまだ、画素の歩留まり向上には課題が多そうですが、こういうのを早く実用化したいですね。
MN
2010年5月16日日曜日
スパッタ装置改修
老朽化というのもありますが、元々イロイロなパーツが現代の真空装置のレベルではないので、段階的に置き換えていこうという趣旨です。
購入当時の予算の範囲内でスパッタソースx2と蒸着ソースx1を入れたために、購入先に選択の余地がなかったので....
今回の改修ポイントは以下のとおり。
・チャンバー上蓋がアルミ製で不要なポートなどもあったので、ステンレス製に変更。
・スパッタソースのまわりにも一部アルミパーツがあったところを、ステンレス製に変更。
・シャッター用の回転導入機が、なんというかOリングシールのアナクロなものだったので、ベローズ式のものに交換。
・これまたアナクロなガラスボディの電離真空計がついていたのを、金属ボディでワイドレンジな真空計に交換。
etc.
その後試運転した結果、まだまだ真空を悪くする元凶がいくつも残されていることが判りました。いまのところ、そいつらは応急処置でごまかしており、今回の改修前よりはやや真空引きが速くなっていますが、あと最低3カ所は部品を現代化しないと、またいつ悪化するかわかりません。
それにしても、前から認識はしていたのですが、この装置メーカーグループの製品は酷いです。特に、研究用小型装置は酷いです。この装置に限れば明らかに低価格品ではありますが、私が以前使っていた1億レベルの装置も酷かったです。また、特にコストに関わらないようなところ(ユーザーインターフェースなど)の設計もお粗末です。
国内製造工場などにも大型装置を沢山入れているグループの製品なのですが、こんなのを大学向けに販売していると、卒業生が将来企業で装置を購入する責任者になったときに、かつての悪印象から避けてしまうと思うのですが。
MN
2010年5月6日木曜日
2010年の国際会議
今年開催される有機エレクトロニクス関連の国際会議をリストアップします。まだ少ないですが、随時追加します。
もちろん発表する人には旅費の補助が出ます。
2010/5/23-28 Atlanta, United States
アブストラクト締切:2/1 (終了)
レジストレーション締切:3/1
2010/7/4-9 京都, Japan
アブストラクト締切:2/8 日本時間12:00(終了)
レジストレーション締切:6/4
2010/6/22-25 Paris, France
アブストラクト締切:2/28(終了)
レジストレーション締切:5/2
2010/7/5-7 東京, Japan
アブストラクト締切:3/12 (終了)
レジストレーション締切:
2010/6/10-11 千葉, Japan
アブストラクト締切:3/31 (終了)
レジストレーション締切:3/31
2010/9/22-24 東京, Japan
アブストラクト締切:5/21 <<締め切り延長!>>
レートニュース締切:7/26
プロシーディングス締切:?(JJAP)
2010年3月28日日曜日
Prof. Norbert Koch 来訪
今回の滞在は、応用物理学会および物理学会にオーバーラップしていましたので、特に学内での行事はありませんでしたが、離日前夜、Koch先生と石井先生と私で、ディナーに出かけました。(写真は海鮮料理を食べるKoch先生)
今年こそ、是非ベルリンに立ち寄ってみたいと思います。
MN
2010年3月24日水曜日
里帰り
ここは、千葉大工学部関係者にとっては聖地でもありますが、工学部生の人たちにもあまり知られていないのではないでしょうか?
敷地の角にこんな碑が立っています。
東京高等工芸学校創設の地
港区芝浦3丁目3番6号 東京工業大学付属科学技術高等学校内
東京高等工芸学校は、工業製品を美しく、かつ機能的に創造する技術を学ぶ高等教育機関として、大正10年12月この地に創設され、戦時下の昭和19年3月東京工業専門学校と改称されました。
常に日本の工芸産業教育の指導的地位にあり、また多くの留学生を教育するなど、工芸技術の発展に貢献し、その出身者は「芝浦の出身」という愛称で重用されました。
また、東京高等工芸学校は、わが国ラジオ放送発祥の地でもあります。大正14年3月には、その図書室から日本で最初のラジオ電波が送り出され、日本放送協会は当地に「放送記念碑」を建立しております。
しかし、昭和20年5月の空襲により、校舎、工場等が灰塵に帰したため、戦後同年10月、学校当局は当地での再建を断念し千葉県松戸市に移転、昭和24年の学制改革により新制大学の千葉大学工芸学部となりました。昭和26年、工学部と改組、昭和39年千葉市弥生町に移転しましたが、当地に根ざした「実利と美とを一体に」という建学の精神は、脈々と受け継がれています。
後方に見える青銅と黒御影石の碑は、当地にあった東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)を記念し、工芸産業教育発祥の地として同窓生有志が建立したものです。
聖火を中心にマーキュリーの羽根をあしらい、それにハンマーと筆を組み合わせた校章をかたどっています。
平成17年10月 港区教育委員会
そう、約90年前に千葉大工学部のご先祖様が生まれた地なのです。
MN
2010年3月23日火曜日
3Dムービー
その名もスパイアニマルGフォース!実写+CGのディズニー映画です。
ストーリーについては触れませんが、ここでは3Dについて語ろうかと思います。
今、家電業界でも盛り上がっている3Dですが、そのドライビングフォースの一つがアメリカのコンテンツ産業ですね。アバターを初めとして、3Dを売りにした映画もどんどん増えています。
映画でもテレビでも、平面のスクリーンで立体視させるには右目用と左目用の視差をつけた2つの画像を用意します。
それを片目ずつで見せるやり方について、大きく分けて四種類の方法があるようです。
1.時間で分割する(アクティブシャッター方式)
2.波長で分割する(分光方式)
3.偏光で分割する(偏光フィルター方式)
4.幾何光学的に分割する(視差バリア方式)
1はXpanDで使われている方法で、右目用の画像と左目用の画像を高速で交互に切り替えます。画面とシンクロする仕組みを使って(映画館では赤外線で信号を送っているようです)、メガネに内蔵された回路で左右交互に液晶シャッターを開閉して切り替えます。映画館の設備投資が安く済むというメリットがあるそうです。今発売している3Dテレビも、すべてこの方式だと思います。
2はRealDで使われている方法で、右目用映像と左目用映像を右螺と左螺の円偏光で表示し、円偏光フィルターの付いたメガネで見る方法です。IMAX3Dという方式では、円偏光のかわりに直線偏光で分けているようです。
いずれも、メガネが安いので、使い捨てにしやすいというメリットがあります。
3は最も古典的な青と赤のセロファンを貼ったメガネを使うやつが有名ですが、今はもっと洗練されています。Dolby 3Dがこの方式で、可視光を連続的に使わず、比較的ピーク幅の狭いR、G、Bに分割して色を再現します。さらに、それぞれについて、右目用と左目用の波長を少しずらしておき、精密な干渉フィルターを使ったメガネで、片方の画像しか見えないようにするそうです。色再現性が良いのと、メガネを軽くできるのがメリットです。
4は映画では使われていません。シャープが特殊な用途のために開発したものです。小型ディスプレイ用の方式で、特定の距離で画面を見たときに、右目と左目で見える画素が異なるようになっています。
今日見た映画はDolby 3D方式だったのですが、思ったより顔の角度による影響はなく、見やすかったです。ただし、左右で微妙に色が違うので、それが不自然にならないような絵作りが必要だと思いました。
面白かったのは、このメガネを掛けると、白熱灯とLEDの区別が容易に付くことです。白熱灯のような連続スペクトルだと左右でほぼ同じ色に見えるのですが、LEDのようにスペクトルに特徴があると左右で色がかなり異なります。家庭で使うと気持ち悪いことになりそうですね。
アクティブシャッター方式で言われているような、長時間掛けていると重さが辛いということはなかったです。軽めのサングラス程度の重さでしたから。
では、3D映像に魅力を感じたかというと....
はっきりいって、不要だと感じました。あくまで個人的な感想ですが、見る側に制約を強いるというデメリットを超えるメリットはないと思います。
人間が空間的な広がりを知覚(奥行き知覚というそうです)する過程は結構複雑で、そもそも2次元的なセンサーである網膜で捕らえた画像に対して脳内でいろいろな処理を行うことで遠近を知覚します。
その元になっている情報はこんなにあるそうです:
a)調節−水晶体のピントによる情報。約2m以内の奥行きに用いられる。
b)輻輳−両目の眼球運動による情報。約6メートル以内の奥行きに用いられる。
c)両眼視差−異なる視点から生じる両眼網膜上の差異のこと。
d)大小遠近法−移動による大きさの変化など。
e)線遠近法−絵画のテクニックとして有名。直線が遠方で一点に収束するような絵。
f)大気遠近法−遠くのものが霞むことによるもの。
g)重なり合い−本来の全体像が重なっていることで隠れている物が遠くにあると判断。
h)陰影−下に影があると凸に見え、上に影があると凹に見えるなど。
i)きめの勾配−アスファルトの凹凸など「きめ」の密度が徐々に変化していることを遠近や勾配として知覚。
このうち、d)〜i)は従来の2D映像でも表現可能な情報です。特に映画やテレビでは、カメラを平行にあるいは円周上で移動させることによって、d)やg)を強調して奥行き感を出す方法もよく使われます。また、あえて被写界深度を浅くすることで、擬似的にa)を感じさせるというテクニックも使います。
3D映像ではこれにc)が加わりますが、まだa)やb)の情報は無いですから、特にこちらに飛び出すような映像のときに不自然さが残ります。また、こちらが頭を横に動かしてもあちらは反応してくれないのも不自然です。
より「リアル」に近くなるのに少し妙という感覚が生じるので気持ち悪さを感じる人もいるでしょう。
ヒューマノイドロボットなどでよく言われる「不気味の谷現象」ですね。
MN
追記:
元々自然な映像である必要の無いゲームなら、3Dを活かすソフト次第で魅力が増すと思います。ゲームなら、特に3Dでなくとも画面を正面から注視しますから、改めて姿勢を正して見るわけでもないですし。
ただし、せっかくオールリアルタイムCGの画面を3Dに変換するなら、テレビのような「受動的3D」ではなく、加速度センサ付きのヘッドマウントディスプレイで、頭の動きに画面が追随する「能動的3D」のほうが良いですね。
2010年2月23日火曜日
10春の応物学会
参加する学生の皆さんは、ぜひ沢山の講演を聴いて新知識を吸収して下さい。
-------
中村雅一,工藤一浩:
(シンポジウム)
"大面積フレキシブルエレクトロニクスに向けた各種有機デバイスの開拓",
第57回応用物理学関係連合講演会(神奈川), p.???? (2010.3.17) 17p-ZK-4.
増田将太郎,高木英行,中村雅一,酒井正俊,工藤一浩:
"高次構造有機静電誘導トランジスタにおける通電劣化の抑制",
第57回応用物理学関係連合講演会(神奈川), p.???? (2010.3.19) 19a-ZM-16.
藤井孝博,松井弘之,長谷川達生,国吉繁一,酒井正俊,工藤一浩,中村雅一:
"in-situ電界効果熱刺激電流法を用いたペンタセンTFTにおける界面準位密度分
布評価",
第57回応用物理学関係連合講演会(神奈川), p.???? (2010.3.19) 19p-ZM-4.
酒井正俊,高原知樹,石黒雅人, 伊藤裕也,中村雅一,工藤一浩:
"有機モット絶縁体FETにおける電荷整列相の共存",
第57回応用物理学関係連合講演会(神奈川), p.???? (2010.3.20) 20a-ZM-4.
2010年2月17日水曜日
修論・卒論 おつかれさまでした
皆さん、本当にお疲れ様でした。みなさん達成感を感じていることでしょう。
これも毎年恒例、卒研発表に対してスタッフ・院生投票によるベストプレゼンテーションアワードを決定しました。
今年は、町田君がアワードを受賞。いつになく「つぶぞろい」(こういう表現にしておきましょう)だったので、接戦でしたが、町田君の質問に負けない態度がプラスポイントだったのではないでしょうか?
これも、日頃から自分で調べて、自分で考えてきた結果だと思います。
おめでとうございます!
今年の賞品のテーマは「ウェアラブルエレクトロニクス」でした。
写真を見てもらうとわかりますが、TシャツにフレキシブルELによるスペアナ(のようなもの)が付いています。
周囲の音に合わせて、光るのです。
近年まれに見る賞品の当たり年でしたね。
MN
2010年2月16日火曜日
有機ELテレビ
「有機ELテレビ、3月で日本撤退」
このヘッドライン、少々センセーショナルに脚色していますね。海外では販売を続け、当然研究開発も続けるようです。
日本での販売を終了する理由として、
「昨年4月施行の有害サイト規制法に基づき、有害サイトの閲覧制限機能のないデジタル家電は今年4月以降出荷できなくなる。有機ELテレビには、その機能を付けていない」
と述べています。
一方で、ついにLGの有機ELテレビ(OLED TV)がアメリカでも販売されるようです。
当面、家電各社ともアメリカで始まった3Dブームに乗って儲けようと必死ですから、それが一段落してから本当の対決が始まるのでしょうね。
当のソニーも、先月のCESで24型3D有機ELディスプレイを展示しています。
それにしても、一般消費者が家庭で3D見るのかな?
MN
2010年2月15日月曜日
将来の夢はありますか?
2010年1月27日水曜日
ESPMI-Ⅴ 開催中
名前のとおり、有機材料の特に界面における電子物性をメインテーマとする国際ワークショップで、今回はこのワークショップのキーマンであった今は亡き関先生(元名古屋大学教授)に追悼を捧げる会でもあります。中村も、20代後半に有機材料を触り始めたころから関先生にはいろいろアドバイスして頂いていたので、今回チェアマンを仰せつかり光栄でした。
当研究室からも何人か参加していますが、かなりハイレベルな話が続いていますので、院生の人はつらいでしょうか?食らい付いてでも今先端で何が議論されているかを学んで欲しいと思います。
MN
いよいよ大詰め
1月も後半に入り、いよいよ修論と卒論の大詰めです。
研究室前には、毎年この時期になると咲き始める通称「卒論梅」があります。ことしも、すでに3分咲きくらいになりました。これが満開になるころに修論と卒論の発表です。
今年は、皆さんどんな花を咲かせてくれるでしょうか?
MN
追伸
夜だとこうなります。
この梅が早咲きなのは、こうやって研究室の明かりに毎夜照らされるからだと思います。ということは院生が頑張るほど早く咲く?
追伸その2
ついにウグイスまでやってきました。卒論を待たずに春の雰囲気です。
(さて、この写真にウグイスが3羽写っています。どこでしょう?)
2010年1月25日月曜日
職種別年収
今就職活動をしている学生の皆さんは、「転職の話かっ!?」と思うでしょうけど、この先日本の経済がどう転ぶかは誰にも予想できません。こういう時代こそ、どの会社を選ぶかも大事ですが、どの職種を選ぶかが万一転職せざるを得ない状況になったときに重要ではないでしょうか。
この図は、リンクされたページから、電気電子系の人が就きやすい職種を抜き出して、25〜29歳代、30〜34歳代、35〜39歳代の平均年収をグラフにしたものです。赤がIT系、青が電気機械系です。
肝心のどう変化したかのほうは、毎年の数字を抜き出してくるのが面倒になったので、今回省略。日本には北米輸出頼みの製造業が多いですから、残念ながらエンジニア系の職種が特に年収ダウンとなったようです。
では、あくまで年収だけを見て、どの職種が良いかというと、この中で圧倒的なのは「ITコンサルタント」と「プロジェクトマネジャー」です。これらは、明らかに狭き門ですね。東大院卒の人たちに人気の職種です。
予想どおりなのが「セールスエンジニア」で、25歳代から30歳代への伸びが大きいです。ただし、この職種は年齢が上がるとともに頭打ちになるのは昔からですね。若くて馬力があるうちに稼ぐ職種ということでしょう。
では、もう少しありふれた職種ではどうかというと....ほ〜ら期待どおり、「研究開発」がトップグループにいます。似たような位置には、「プロセスエンジニア」と「組み込み・制御設計」がいますね。
以前ブログに書いたように大手企業に生息数の多い職種は平均年収が高くなりがちですが、それ込みで職種ごとの平均ですからね。
今回はお金の話でしたが、就職においては何より「やりたい仕事か?」が重要です。
就活中の学生の皆さんが、やりたい仕事(職種)に就けることを祈ります。
MN
2010年1月14日木曜日
卒研関係スケジュール
卒研題目締切り:1月29日 (17:00までに4年担任に通知)
卒論提出: 2月15日 (学科会議室にて12:00-12:30の間受付)
卒研発表会: 2月17日
<卒研生が手続き上やるべきこと>
(1) 1月28日までに(学籍番号)(氏名)(卒研題目)を全員分まとめて酒井先生に報告する。
(2) 卒研提出時に就学ポートフォリオを持参し、確認を受ける。
(3) 発表会当日までにA4、1ページの予稿を作成する。書式は昨年と同じ。
(4) 作成した予稿を必要部数印刷しておき、発表会当日に聴講者に配布する。
(5) 予稿をpdfファイル化し、まとめて酒井先生に提出する。締め切りは2月24日。
2010年1月11日月曜日
2009年12月2日水曜日
2009 MRS in Boston
毎年恒例、MRS Fall Meeting に参加しています。
今回は少々寂しく、当研究室からは中村と松原君のみです。
今回、出発の直前に携帯電話を最新モデルに替えたので、それで写真をいくつか撮りました。
右の写真は、Hynes convention centerのエントランスの一つで、おそらくこのミーティング最大の看板があるところです。ここで昼休みや午後のセッション修了後にうろちょろしていると、国内外の知り合いに出会います。
MRSは応物学会などとは異なり、Chairの意向次第で毎回柔軟にセッション(シンポジウムという名称)が組み変わります。しかも、アメリカの科学技術予算は日本よりジャンルの流行り廃りが早いので、MRSにどんなセッションがあるかを見るだけでも、今アメリカでどんな分野に資金が出ているのかがよくわかります。
今回、当研究室に比較的関連がありそうなところでは、以下のシンポジウムがあります。
C: Large-Area Processing and Patterning for Optical, Photovoltaic, and Electronic Devices II
D: Organic Materials for Printable Thin-Film Electronic Devices
E: Advanced Materials for Half-Metallic and Organic Spintronics
H: ZnO and Related MaterialsI: III-Nitride Materials for Sensing, Energy Conversion, and Controlled Light-Matter Interactions
L: Large-Area Electronics from Carbon Nanotubes, Graphene, and Related Noncarbon Nanostructures
Q: Photovoltaic Materials and Manufacturing Issues IIR: Advanced Nanostructured Solar Cells
S: Organic Materials and Devices for Sustainable Energy Systems
Z: Energy Harvesting--From Fundamentals to Devices
OO: Dynamic Scanning Probes--Imaging, Characterization, and Manipulation
[木曜日]
随時報告すると言いながら、全く更新出来ませんでした。
というのも、火曜から風邪気味ではあったのですが、水曜についに熱が出てふらふらになり、ホテルの部屋で寝込んでしまったのです。
右は、倒れる直前にMRS Fall Meeting 常連日本人なら誰でも知っているという、怪しいラーメン屋に知り合いの人たちと行ったときの写真です。
おかげで、水曜夜の松原君の発表は見られず、写真もありません。
木曜朝になって、熱は少し引いてきたようですが、まだふらふらだったので、初めてアメリカで医者にかかるという経験をしました。風邪だかインフルだか判らないけど、直前にうちの子供も発症しているということでインフルの診断を頂き、リクエストでリレンザの処方をもらって近くの Walgreens へ薬をもらいに行きました。当然アメリカで有効な医療保険はありませんから、カード払いで計$400ほどの出費です。後で保険請求しなきゃ。
Cohen先生、朝早くから40分もの診療ありがとうございました。さすがに、黒沢映画について語れる世代ではなかったです、せっかく話題を振って頂いたのに申し訳ありません。
なんとか木曜昼までホテルで寝て過ごし、午後から自分の「有機薄膜のゼーベック係数評価」について発表のために会場へ。
幸い、倒れるまでに発表のスライドは一通り用意してあったのですが、いつもなら前日に話すことを整理しながら、発表時間に収まるように削っていく作業が出来ませんでした。おかげでトータル15分のところ発表だけで13分くらいになってしまったでしょうか?
座長の染谷先生は少々やきもきされていた模様。それでも、さらに5分くらい3件の質疑応答の時間を許して頂けました。
発表後も複数の人たちから声を掛けられ、皆さん言うには「うちでも試したんだかが、ゼーベック係数がうまく計れなかった」と。これ、AFMポテンショメトリのときと同じ反応です。AFMポテンショメトリも名だたる研究室何カ所もでチャレンジされたのは知っていますが、みなさんうまくいきませんでした。探針系も含めた入力容量の最小化をさぼっているからです。今回の有機ゼーベック測定もそう。2電極の温度と電極間電圧を同時に計るには、有機膜のような極めて高抵抗な試料の場合、2組計4本のワイヤーのうち少なくとも3つが超高インピーダンスで接続されていないといけません。でも、ケミストの方々はおろかフィジシストの人たちまで、電気計測をなめているからうまく行かないんですね。「☆アンプ」の勝利です。やっぱり、これ売り物にしましょうか? → 星くん
[金曜日]
金曜は、ボストンを後にして、ミネアポリスへ。C.D. Frisbie先生の研究室訪問です。前々から一度立ち寄りたいと思っていたのですが、今回うまくスケジュールが合わせられました。
とはいえ、体調はまだ十分回復していないので、訪問は短時間にしましたが、前々からFrisbie先生とディスカッションしていた件について、実際に担当しているPh.Dの学生さんたちと直接ディスカッションできて身のある訪問でした。
MN
2009年11月19日木曜日
おめでとうございます!
第一報は電子メールで見たのですが、有効数字3桁の出生時体重が書かれていました。
うちの子のときは有効数字2桁にまるめて憶えていたのですが、日頃の実験における精密さの違いでしょうか...
ともあれ、おめでとうございます!
MN
2009年11月1日日曜日
2009年10月30日金曜日
薄膜材料デバイス研究会第6回研究集会開催のお知らせ
今年は過去最大の発表件数となり、興味深い講演も数多くあります。
また、チュートリアルでは、「初心に返る」を目標に、この分野のニューカマーの人からベテランまで満足できる内容を用意しています。
研究室の学生の皆さんで発表を予定していない人も、是非参加して下さい。
テキスト「薄膜トランジスタ」の割引販売もあります。
ーーーーーーーーーーーーー
毎年秋に開催されている薄膜材料デバイス研究会の研究集会(詳細は下記)ですが、今年は11月2日、3日に京都で開催されます。
今回、中村が実行委員長を務めます。当研究室の学生の皆さんも、どんどん投稿して下さい。
特に学生の人たちにとっては、日頃聞けない話が聞ける勉強になる会議であるとともに、バンケット等で出される飲食費より支払う参加費のほうが安いというお得な会議です。
アブストラクト投稿締切は9月18日(金)です。投稿は、研究会ウェブページから。
以下、紹介文。
ーーーーーーーーーーーーー
本研究会は、シリコンTFT関連をコアとして、酸化物半導体から有機半導体までを含む、薄膜半導体デバイス関連のテーマを一望できる貴重な研究会であり、毎年1回200名近い参加者を集めて研究集会を開催致しています。
研究会の詳細については、ホームページをご参照ください。
http://www.tfmd.jp/
研究集会のトピックは、半導体薄膜を用いるデバイス全てです。
有機半導体デバイスの研究者にとっては、はるかに先行した歴史を持つポリシリコンやアモルファスシリコンの研究者、および、一部アプリケーションでライバルとなる酸化物半導体の研究者ともディスカッションができる点で貴重な機会かと思います。皆様のご投稿ご参加をお待ちしております。
記
薄膜材料デバイス研究会 第6回研究集会「如何に作り如何に測るか」
日程: 2009年11月2日(月)から11月3日(火)
場所: 龍谷大学大宮学舎 清和館(http://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html)
主催:薄膜材料デバイス研究会組織委員会
協賛(予定を含む):応用物理学会、電子情報通信学会、日本真空協会、電気学会、日本物理学会、応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会、応用物理学会プラズマエレクトロニクス分科会、AM-FPD、IDW
※研究会ホームぺージに投稿の案内があります。
※最大4ページまで掲載されますので、研究をひとまとめするのに適しているかと思います。
参加費(事前申し込み):一般10,000円、学生4,000円(バンケット代込)
ランプセッション特別講演 2日夜
水野博之先生
(広島県産業科学技術研究所所長、大阪電気通信大学副理事長)
「イノベーションと若き技術者たち」
招待講演・レビュー講演(敬称略)
石原良一(デルフト工科大学)
染谷隆夫(東京大学)
チュートリアルプログラム(敬称略) 2日午前
薄膜デバイスの基礎、作製技術、評価技術
木村 睦(龍谷大学)「TFTの基礎:テキスト『薄膜トランジスタ』より」
鮫島俊之(東京農工大学)「フリーキャリア吸収による半導体薄膜評価」
FPDインターナショナルから
湾曲可能な有機ELパネル,Samsung Mobile Displayが披露
15型有機ELパネルを製品化するLG Display社,「2012年には40型を市場投入する
AUOの14型フルHD有機ELパネル,ユーザーの要望があれば対応したい
LG Display,腕に巻く4.3型有機ELディスプレイを出
米UDCが演色性を高めた照明向け白色有機ELを開発,併設セミナーから
真空装置をロール・ツー・ロールにインライン化する“差圧”機構
ロール状に巻いた厚さ100μmのガラス,長さはフィルム基板による製造設備に対応しやすい400mを実現
「技術的には量産可能」,TMDが3.2型のWVGA有機ELパネルを出展
酸化物半導体;Si系材料に対する挑戦者
う〜ん。上から5つは海外企業の発表です。
ニッポン頑張れ!
MN

















