2006年4月17日月曜日

ロシアからOLED


インプレスの記事によるとロシアのArt.Lebedev Studioという「デザイン会社」(!)がOLED(有機EL)を使った面白い製品をリリースしたそうな。この会社、日本でいえばGKグループみたいなところでしょうか?(このあたり工業意匠系の人に聞いてみたいです。)
プログラマブルなキーが3つしかないUSB補助キーボード(?)ですが、そのキートップに96×96 pixelsのOLEDディスプレイが付いて....って、技術的なことをウンヌンするより、まあ写真を拡大して見てください。必要なくても欲しくなります。
こういうのは、やっぱりエンジニアだけでなくデザイナーの思想が強くないと生まれないのかな、というのが感想です。
先端テクノロジーとインダストリアルデザインのコラボレートって、今後の日本が目指すべき一つの道だと思うのですが....日本の工業デザイナーも頑張れ!

2006年4月14日金曜日

ガンバレ日本!


経済産業省の我が国の工業さらなる発展をめざす製造業ってところを眺めてみました。
前々から思ってはいたんですがちゃんとした統計を見るのは初めてです。
ちょっと図を拝借して貼り付けますが、工業立国日本の製造業における出荷額トップは「電気機械」と「輸送機械」です。つまり、ながらく電気製品と自動車が日本の産業を引っ張っているんですね。
電気機械は最近ちょっと調子が悪いですが、また盛り返すと期待してます。
しかも、さらに電気機械の内訳を見るとダントツなのは「電子部品・デバイス」です!
この研究室にいる学生の皆さんも、日本の最も得意とする分野をこれからさらに発展させてください!

それにしても、最近工学部が受験生に人気が無くなってきていて、電気電子系が特に落ちてきているらしいのは困ったもんです。このままでは、日本を支える一番太い柱の一つがヨレヨレになってきてしまいます。
一般の人たちが事実を知らなさすぎるんでしょうか....

2006年4月10日月曜日

○○でも...


ばかでも世界と戦える!

ちょっと過激ですが、今年の卒研説明会で四年生に伝えた言葉です。
世界トップクラスの頭脳と比べたら、間違いなく我々スタッフを含めてこの研究室にいる人たち全員、アタマの回転や知識だけでは勝負になりません。

じゃあどうする...というのは、この研究室で3年くらいかけて学んでいってほしいのですが、簡単に言えることだけいくつか並べておきます。

・自分がばかであることを自覚すること!
・一流とはどんなものかを知ること!
・ばかなりの戦い方を知ること!
(ここを習得するのが重要かつ困難なのですが、例えば、学部レベルの専門知識は最低限押さえる、より知っている人がいるなら聞く、得意分野を持ち寄って共同で戦うなどは簡単に言えますね)
・常に何をすべきか考えること!
・常に努力を怠らないこと!
・明るく前向きであること!

みんなで肝に銘じておきましょう。

2006年4月4日火曜日

春の応物で

ふと気になったので、今回の春の応用物理学会の10.9有機トランジスター(これって、伸ばさないでほしかったです。^^)のセッションでの機関別発表件数をざっとまとめてみました。大学は、部局別に分けてあります。

産総研 7
千葉大 工 6
九工大 生命体 5
東大 工 5
東工大 理工 5
阪大 工 4
阪大 基礎工 4
信州大 繊維 4
九大 総理工 4
東工大 総理工 3
NHK技研 3
電中研 3
京大 工 2
東北大 通研 2
東工大 像情報 2
愛知工大 2
千歳科学技術大 物質光科学 2
豊田中研
NEC基礎・環境研
光技術産業協会
セイコーエプソン
東京理科大 工
横浜市立
富山大 工
日立 機械研
理研
東大 先端研
北陸先端大 材料
村田製作所
北大 地球環境
関東化学
東北大 工
東北大 金研
京都工繊大 繊維
東京海洋大 工
東大 新領域

これを見て皆さんが何を思うかはわかりませんが、ワタシの感想は「企業が少ない!」です。
有機トランジスタを研究している企業が沢山あるのは知っていますが、やはり発表して(させて?)くれないみたいですね。実際会場でも一生懸命メモしている方々が最大200人くらいいたはずですが、特許さえ出願したら、是非学会でも発表してほしいところです。学会発表というのは、志望する学生へのPR効果もあるんですから。

ところで、このセッションで千葉大こんなにありましたっけ?

MN