このブログでも以前(2006年3月)職種別の年収の話をしたことがありました。そのときは「研究職の勧め」がテーマでした。このところの不景気で、状況がどう変化したかが気になるので、DODAの職種別平均年収のページを眺めてみました。http://doda.jp/guide/heikin/
今就職活動をしている学生の皆さんは、「転職の話かっ!?」と思うでしょうけど、この先日本の経済がどう転ぶかは誰にも予想できません。こういう時代こそ、どの会社を選ぶかも大事ですが、どの職種を選ぶかが万一転職せざるを得ない状況になったときに重要ではないでしょうか。
この図は、リンクされたページから、電気電子系の人が就きやすい職種を抜き出して、25〜29歳代、30〜34歳代、35〜39歳代の平均年収をグラフにしたものです。赤がIT系、青が電気機械系です。
肝心のどう変化したかのほうは、毎年の数字を抜き出してくるのが面倒になったので、今回省略。日本には北米輸出頼みの製造業が多いですから、残念ながらエンジニア系の職種が特に年収ダウンとなったようです。
では、あくまで年収だけを見て、どの職種が良いかというと、この中で圧倒的なのは「ITコンサルタント」と「プロジェクトマネジャー」です。これらは、明らかに狭き門ですね。東大院卒の人たちに人気の職種です。
予想どおりなのが「セールスエンジニア」で、25歳代から30歳代への伸びが大きいです。ただし、この職種は年齢が上がるとともに頭打ちになるのは昔からですね。若くて馬力があるうちに稼ぐ職種ということでしょう。
では、もう少しありふれた職種ではどうかというと....ほ〜ら期待どおり、「研究開発」がトップグループにいます。似たような位置には、「プロセスエンジニア」と「組み込み・制御設計」がいますね。
以前ブログに書いたように大手企業に生息数の多い職種は平均年収が高くなりがちですが、それ込みで職種ごとの平均ですからね。
今回はお金の話でしたが、就職においては何より「やりたい仕事か?」が重要です。
就活中の学生の皆さんが、やりたい仕事(職種)に就けることを祈ります。
MN
0 件のコメント:
コメントを投稿