2011年4月25日月曜日

原発に思うこと

今回、福島の原発について個人的に思うことを書いてみようと思います。

私Yは福島の会津出身なのですが、福島原発と私がほぼ同年代のこともあり、小さいころからよく地元のテレビで原発関連のニュース、映像を目にしていました。数年前に原子炉建屋(用語もだいぶ覚えました)が現在の空色に塗装されたときも、当然のようにこれからも福島と共にずっとあり続けるものと思っていました。そのせいもあってか、現在のその空色の壁が崩壊している惨状は私の想像をはるかに超えるものであり、いまだに信じられない思いです。

私も理系の(かなり端っこの)道に進んではや十数年ですが、日進月歩のこの世界で、たまにテレビに映しだされる中央制御室をみるとその古さに歴史を感じると共に不安も感じてしまうのもまた事実です。単純な話ではないとは思いますが、もし最先端の設備だったらまた違う結果になっていたのでは?と思ったりもします。

一部で早くも「これからはやっぱり自然エネルギーだ」「原発は危険だ」とか盛りあがっていますが、福島はまだ始まったばかりです。長い後始末が待っています。不思議な事に「こうすれば放射性廃棄物は大丈夫」とか「これからは後処理の研究が大事」って言う人は少ないんですよね。(現在動いている原発を止めるにしてもこの廃棄物の問題はある筈です)

後始末と言えば研究的には聞こえは良くないのかもしれませんが、ここでの対処から、何か新しいものが生み出される如何では、また新しい原発の未来が見えるのかもしれません。私が偉そうに言えることではありませんが、また、それらが福島の人々の為になることを願うばかりです。

HY

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