2006年2月13日月曜日
まずは何も聞かずここを見てください。
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このタッチパネルはニューヨーク大のHanさんたちが研究しているMulti-Touch Interactionというプロジェクトのアウトプットだそうです。FTIR (frustrated total internal reflection)という基本技術が使われていて、これまでのタッチセンサーと違って複数の接触がセンスできるそうですが、正直技術的にはたいしたことない(失礼)です。でも、ムービーを見ると、そんなことより「PCやゲームがこんなインターフェースだったら面白い」と一人のユーザーとして思いますよね。ニンテンドーDSと同じで、「枯れた」技術を組み合わせていかに「使いたくなる」ものを作るかという問題は、製品クリエーター(あえて技術者とは言いません)の仕事の王道でもあると思います。
やっぱり、一般ユーザーが使う機械のインターフェースは直感的で楽しくなければならないと思います。AppleのMacintoshの特徴もインターフェースへのこだわりの歴史ですから、Appleがこれを取り入れるという噂も納得です。
テクノロジーに関わる人間の端くれとしては、このタッチパネルと有機ELと有機センサーなどを組み合わせて、プラスチックの下敷きみたいな薄型PCを作ってみたいですね。
MN