2009年7月15日水曜日
まさにのど元過ぎればなんとやら
このグラフは国立感染症研究所感染症情報センターのウェブページにある7/10時点での新型インフルエンザの発症日別報告数です。
最後の何本かの棒グラフで急速に発症数が収まっているように見えますが、これは発症日から報告が上がるまでの間に遅れがあることによるローパスフィルターのせいです。
そうすると、騒がれた5月の発生ピーク(ガウス関数っぽく見えますが、何故でしょう?)よりもはるかに大きく、はるかに長期間にわたる発生ピークが始まっているように見えます。
幸い、日本ではこれまで死者は0で、重篤化することがあまりないようですので、パニックになるような状況ではないですが、それにしても気持ち悪さを感じます。流行そのものにではなく、5月にあれだけ騒いだマスコミや政府が、それより発症数が増えているにもかかわらず静かなことに対してです。
国民を信頼して、出すべき情報は全て出し、専門家にしかわからないような判断材料があればそれを判りやすく説明した上で、国民に判断させましょうよ。それが民主主義です。
またまた、一時が万事だと思った次第です。
MN
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