「トムソンサイエンティフィック」が、1996年から2006年までの11年間にわたる日本の各研究機関の被論文引用数ランキングを公表したそうです。(サイエンスポータルの記事より)
これは、この期間にそれぞれの機関から出された論文が合計何回引用されたかでランク付けされているそうです。上位10機関のリストは...
1(13)東京大学、2(30)京都大学、3(34)大阪大学、4(70)東北大学、5(99)名古屋大学、6(110)科学技術振興機構、7(119)九州大学、8(140)北海道大学、9(159)理化学研究所、10(163)東京工業大学、11(190)産業技術総合研究所、12(217)筑波大学、13(276)広島大学、14(287)自然科学研究機構、15(293)慶応義塾大学、16(295)千葉大学、17(338)神戸大学、18(349)岡山大学、19(369)熊本大学、20(370)東京医科歯科大学
( )内は、世界のランク。
千葉大、なんとか入っていますね。
もっとも、これは合計数ですから研究者数が多く論文を大量生産する機関が有利です。東大は研究者数が群を抜いていますからね。
そこで、サイエンスポータルには、同編集部が論文1件あたりの平均引用数でまとめなおしたランキングも出ています。
1(15.32)科学技術振興機構、2(13.67)理化学研究所、3(12.65)自然科学研究機構、4(12.51)東京医科歯科大学、5(12.41)東京大学、6(12.28)大阪大学、7(11.91)京都大学、8(11.85)熊本大学、9(10.28)名古屋大学、10(9.85)千葉大学…以下略。
()内は平均引用数
おっと、今度は千葉大がトップ10に入っています。
でも、これもコメント付きで、論文数も引用数も多くなりがちな「医学・生物系」の論文が多い機関が上位になりやすいそうです。千葉大も、医学部ががんばっていますから...
とりあえず、我々も平均被引用数10を目標にがんばりますか!
MN