ベルリンに引き続きInternational Conference on Organic Electronics (ICOE) 2010参加のため、パリに来ています。パリは15年ぶりくらいなのですが、さすがにこの町は10年や20年では何処が変わったのかわからないですね。
この会議も5回目なのですが、今回群を抜いて参加人数が多かったそうです。かなりトピックを絞って、しかもヨーロッパ中心の会議なのですが、二百数十名の参加となったそうです。やはり、パリの威力か?
ちなみに、日本からは12名参加したそうです。
22日にはチュートリアルがあって、松原君と星君はそちらから参加していた「はず」ですが、中村は会議本番の23日朝から参加しました。
Stanford大のBao先生他の招待講演につづくオーラルセッションでいきなり発表だったのですが、今回準備不足なわりには壇上ではなんとか口が回りました。
どうも、ドイツ〜フランスと来ているので、ネイティブな英語を耳にしていないためか、頭が英語に切り替わり損ねているのですが、まあ、なんとか間に合ったようです。だいたい、英語漬けになってからフル活動するまでに3日はかかりますから。
午後は、ポスターセッション1で、藤井君の修論の内容を中村が発表。
23日には、午前と午後のオーラルセッションと、その間にポスターセッションがありました。
こちらは、松原君の発表の様子。
たまたま日本人の知り合いが集まっているときの写真しか撮れませんでした。申し訳ない。
こちらは、星君の発表の様子。
ツボを押さえた単語と度胸で、なんとか説明をこなしていました。
この夜は、セーヌ川に浮かぶ船のレストランでバンケットがありました。
右の写真は、その会場に向かう途中で撮ったセーヌ川ですが、このときの時刻は午後8時。
最も日没が遅い時期でもあるので、ベルリンでもパリでも、だいたい午後10時過ぎまで明るいのです。おかげで、平日夜でも、街が「酔っぱらっていない人」でいっぱいです。
日本でも、サマータイムが検討されていますが、それプラス標準時を恒常的に1時間進めてほしいところです。少しは日本の雰囲気も変わるでしょう。
実は、このバンケットの最中に、サッカーワールドカップの日本対デンマーク戦が行われていました。なんと、会場では、それをテレビとプロジェクターで映していましたので、特に日本勢(プラス他国からの援軍何名か)はそれに釘付けで応援。
その甲斐あって、予想以上に日本が快勝!
いろんな国の人からCongratulations!といわれました。
それにしても、ワールドカップのときは、いろいろな国の人とサッカーの話で盛り上がれるのが良いですね。
24日は午前中にオーラルセッション、午後には、Cambridge大のSirringhaus先生の招待講演で締めくくりとなりました。
今回、久々にヨーロッパメインの会議に出席したので、これまであまり話をする機会がなかった方々と知り合うことができました。Institute for the Study of Nanostructured Materials (CNR、イタリア)のDr. Biscarini、共同研究を始めてはいるものの面と向かって話をするのは初めてだったIFN(ここもCNR)のDr. Toccoli、Institut de Microélectronique Electromagnétisme et Photonique (フランス)のDr. Chroboczekなど、沢山お友達が増えたのが大きな収穫です。
前述のBao先生ともあちこちで会うたびにお話するのですが、なぜだか研究以外の話ばっかり...
MN
2010年6月23日水曜日
ベルリン訪問
Humboldt-Universität zu Berlin の Prof. Dr. Norbert Koch を訪問するために、6/20からベルリンを訪問しました。
Humboldt-Universitätでは、6/21にセミナー講演を行った他、Prof. KochグループおよびProf. Rabeグループのメンバーとのディスカッション等を行いましたが、この間ばたばたしていて写真はなし。
両先生以外にも、いろいろお相手をして頂いたList先生、Kowarik先生、Heimel博士にも感謝しております。
翌日、ベルリンを発つまでにしばらく時間があったので、市内を少し観光。
写真は、ベルリンに留学していた森鴎外の記念館です。当時住んでいたアパートの一室を改装して、ゆかりの品や写真、作品などが展示されています。
今回初めて知ったのですが、森鴎外が留学していたのもHumboldt-Universitätだったのです。しかも、千葉大学との間で今年5月から大学間交流協定を結んだのですが、そのときこちらに公式訪問したメンバーの一人、医学部の森千里先生が、まさに森鴎外のご曾孫だそうで....
記念館にも寄られたようで、学長などとともに記念の記名がありました。
(ちなみに、鴎外先生のほうが師事した一人こそ、かの有名なKoch先生。)
MN
Humboldt-Universitätでは、6/21にセミナー講演を行った他、Prof. KochグループおよびProf. Rabeグループのメンバーとのディスカッション等を行いましたが、この間ばたばたしていて写真はなし。
両先生以外にも、いろいろお相手をして頂いたList先生、Kowarik先生、Heimel博士にも感謝しております。
翌日、ベルリンを発つまでにしばらく時間があったので、市内を少し観光。
写真は、ベルリンに留学していた森鴎外の記念館です。当時住んでいたアパートの一室を改装して、ゆかりの品や写真、作品などが展示されています。
今回初めて知ったのですが、森鴎外が留学していたのもHumboldt-Universitätだったのです。しかも、千葉大学との間で今年5月から大学間交流協定を結んだのですが、そのときこちらに公式訪問したメンバーの一人、医学部の森千里先生が、まさに森鴎外のご曾孫だそうで....
記念館にも寄られたようで、学長などとともに記念の記名がありました。
(ちなみに、鴎外先生のほうが師事した一人こそ、かの有名なKoch先生。)
MN
2010年6月10日木曜日
Asian University Rankings
このブログでも、時々大学ランキングの話題を書いていますが、実際いろいろな機関がいろいろな尺度でそういったランキングを公開しています。
今回は、ちょっと毛色が変わったところで、QS TOPUNIVERSITIESというサイトで最近発表されていたAsian University Rankingsというのを、特にいくつかの評価項目ごとに見てみましょう。
このQSというのはロンドンに本拠地を置いているビジネススクールや高等教育関連の情報提供サービス企業のようです。日本で言えば...あまり相当する会社はないかもしれませんが、リクルートの一部みたいなもの?
Academic peer review
1 The University of Tokyo Japan
2 National University of Singapore (NUS) Singapore
3 Peking University China
4 Kyoto University Japan
5 Seoul National University Korea, South
6 Tsinghua University China
7 University of Hong Kong Hong Kong
8 National Taiwan University (NTU) Taiwan
9 Osaka University Japan
10 The Chinese University of Hong Kong Hong Kong
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
15 Waseda University Japan
16 Tokyo Institute of Technology Japan
26 Tohoku University Japan
29 Keio University Japan
36 Nagoya University Japan
38 University of Tsukuba Japan
40 Kobe University Japan
45 Kyushu University Japan
50 Hokkaido University Japan
57 Hiroshima University Japan
63 Ritsumeikan University Japan
67 Tokai University Japan
68 Chiba University Japan
大学関係者からの評価です。
Recruiter review
1 The University of Tokyo Japan
2 National University of Singapore (NUS) Singapore
3 Kyoto University Japan
4 Peking University China
5 Waseda University Japan
6 University of Hong Kong Hong Kong
7 Keio University Japan
8 The Hong Kong University of Science and Technology Hong Kong
9 Fudan University China
10 Nanyang Technological University (NTU) Singapore
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
16 Hitotsubashi University Japan
19 Tokyo Institute of Technology Japan
20 Nagoya University Japan
24 Osaka University Japan
31 Kyushu University Japan
33 Hokkaido University Japan
34 Kobe University Japan
38 Tohoku University Japan
50 Doshisha University Japan
54 Yokohama National University Japan
55 Ritsumeikan University Japan
56 University of Tsukuba Japan
66 Showa University Japan
72 Chiba University Japan
雇用に関する評価です。
Student to faculty ratio
1 Showa University Japan
2 Tokyo Medical and Dental University Japan
3 Beijing Foreign Studies University China
4 Yokohama City University Japan
5 University of Hyderabad India
6 Chiba University Japan ここ!
7 Jawaharlal Nehru University India
8 National Yang Ming University
9 Donghua University China
10 The University of Tokyo Japan
学生/教員比なのですが、こんなに上位??
Citations per paper
1 Tokyo Medical and Dental University Japan
2 University of Hong Kong Hong Kong
3 The University of Tokyo Japan
4 Kyoto University Japan
5 Osaka University Japan
6 National University of Singapore (NUS) Singapore
7 Kyoto Women's University Japan
8 University of Santo Tomas Philippines
9 Gakushuin University Japan
10 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences Japan
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
11 Nagoya University Japan
12 Japan Women's University Japan
13 Yokohama City University Japan
19 Rikkyo University Japan
20 Kanazawa University Japan
22 Chiba University Japan
論文あたりの被引用数です。研究者としては、これが良いと嬉しいですね。
なお、総合順位は、これらのほかに外国人教員の比率とか留学生の出入りとか、学生による評価などを含んでいます。
海外の学生から見て魅力的な大学かどうかが問われているんですが、こういうランキングでは日本の大学は低評価になります。日本語という「非関税障壁」がありますから....
ちなみに、総合評価では千葉大は33位でした。
MN
今回は、ちょっと毛色が変わったところで、QS TOPUNIVERSITIESというサイトで最近発表されていたAsian University Rankingsというのを、特にいくつかの評価項目ごとに見てみましょう。
このQSというのはロンドンに本拠地を置いているビジネススクールや高等教育関連の情報提供サービス企業のようです。日本で言えば...あまり相当する会社はないかもしれませんが、リクルートの一部みたいなもの?
Academic peer review
1 The University of Tokyo Japan
2 National University of Singapore (NUS) Singapore
3 Peking University China
4 Kyoto University Japan
5 Seoul National University Korea, South
6 Tsinghua University China
7 University of Hong Kong Hong Kong
8 National Taiwan University (NTU) Taiwan
9 Osaka University Japan
10 The Chinese University of Hong Kong Hong Kong
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
15 Waseda University Japan
16 Tokyo Institute of Technology Japan
26 Tohoku University Japan
29 Keio University Japan
36 Nagoya University Japan
38 University of Tsukuba Japan
40 Kobe University Japan
45 Kyushu University Japan
50 Hokkaido University Japan
57 Hiroshima University Japan
63 Ritsumeikan University Japan
67 Tokai University Japan
68 Chiba University Japan
大学関係者からの評価です。
Recruiter review
1 The University of Tokyo Japan
2 National University of Singapore (NUS) Singapore
3 Kyoto University Japan
4 Peking University China
5 Waseda University Japan
6 University of Hong Kong Hong Kong
7 Keio University Japan
8 The Hong Kong University of Science and Technology Hong Kong
9 Fudan University China
10 Nanyang Technological University (NTU) Singapore
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
16 Hitotsubashi University Japan
19 Tokyo Institute of Technology Japan
20 Nagoya University Japan
24 Osaka University Japan
31 Kyushu University Japan
33 Hokkaido University Japan
34 Kobe University Japan
38 Tohoku University Japan
50 Doshisha University Japan
54 Yokohama National University Japan
55 Ritsumeikan University Japan
56 University of Tsukuba Japan
66 Showa University Japan
72 Chiba University Japan
雇用に関する評価です。
Student to faculty ratio
1 Showa University Japan
2 Tokyo Medical and Dental University Japan
3 Beijing Foreign Studies University China
4 Yokohama City University Japan
5 University of Hyderabad India
6 Chiba University Japan ここ!
7 Jawaharlal Nehru University India
8 National Yang Ming University
9 Donghua University China
10 The University of Tokyo Japan
学生/教員比なのですが、こんなに上位??
Citations per paper
1 Tokyo Medical and Dental University Japan
2 University of Hong Kong Hong Kong
3 The University of Tokyo Japan
4 Kyoto University Japan
5 Osaka University Japan
6 National University of Singapore (NUS) Singapore
7 Kyoto Women's University Japan
8 University of Santo Tomas Philippines
9 Gakushuin University Japan
10 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences Japan
(以下日本の大学だけ「千葉大が出てくるまで」ピックアップします)
11 Nagoya University Japan
12 Japan Women's University Japan
13 Yokohama City University Japan
19 Rikkyo University Japan
20 Kanazawa University Japan
22 Chiba University Japan
論文あたりの被引用数です。研究者としては、これが良いと嬉しいですね。
なお、総合順位は、これらのほかに外国人教員の比率とか留学生の出入りとか、学生による評価などを含んでいます。
海外の学生から見て魅力的な大学かどうかが問われているんですが、こういうランキングでは日本の大学は低評価になります。日本語という「非関税障壁」がありますから....
ちなみに、総合評価では千葉大は33位でした。
MN
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